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カワムラヒデトモでは靴修理、オーダーメイド靴、レディース靴を取り扱っています。
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さて今回は、普段使用している機材についてご紹介したいと思います。
靴の修理において欠かせない機材が「フィニッシャー」です。

このフィニッシャーにはカッターやサンドペーパー、そしてブラシなどが取り付けてあり、様々な靴を修理することができます。
まずカッターは、多くの場合レディース靴に使います。

鋭利な金属の刃が回転し、ピンヒールやレディースのヒールなどの比較的小さい形状のヒールをきれいに削ることができます。
そしてその下にあるのが三角ペーパーです。
これはおもにヒールのあごのようなインカーブになっている部分を削ることができます。
そして三角ペーパーの右隣理になるのが、2種類のサンドペーパーです。

これでコバやヒールの外周を整えることができます。
ヒールを交換した後は外周をペーパーで整えるのですが、番手の異なるペーパーを段階的に当てることによって、断面がきれいになります。
そしてペーパーの次に、回転する革バフ、毛バフ、布バフなどを使って仕上げます。


このフィニッシャーを使うことによって修理を短時間で、そして美しく仕上げることができます。
さてこの機械ですが、カワムラでは根本さん(株式会社根本製作所)のフィニッシャーを使っています。
さてこの靴修理に使われるフィニッシャーですが、修理業界では大きく分けて国産の根本さんか、海外製が使われています。
以前に勤めていた靴修理店では、店員によって根本派と海外派に分かれていました。
どちらも同じフィニッシャーのように見えるのですが、用途や設置する場所によってそれぞれ力を発揮します。
まず海外製は、基本的にペーパーの幅が広くなっています。
海外では整形靴などを制作するときにインソールを削ることがあるため、基本的にペーパーの幅が広くなっています。
そして設置場所も気にする必要がないため、フィニッシャーそのものが大型で、幅も広くとられています。
それによって修理をするときに取り回しが容易になる利点があります。
続いて国産のフィニッシャーです。
国産はほぼ根本さん一択になります。
その他のメーカーさんも作っているようですが、詳しく存じ上げていません。
根本さんのフィニッシャーは設置する場所を考えた仕様になっています。
多くの靴修理店では店舗のスペースが限られているため、大型のフィニッシャーを設置することができません。
しかし根本さんのフィニッシャーはカッターやペーパーなどの位置がよく考えられていて、コンパクトに配置されています。
機械そのものの幅が抑えられているので国内の修理店で多く設置されています。
そして修理店だけでなく、メーカーに合わせたフィニッシャーも作っています。
私がお世話になっていたヤナギマチさんのところでは、バフとブラシ専用の根本さんのフィニッシャーがありました。
特に国内のフィニッシャーの雄である根本さんには、これからもぜひ修理業界を引っ張っていただきたいと思います。
私が使用しているオレンジ色のフィニッシャーはかなりの年代物と聞いていますが、びくともせずしっかりと動いています。
今もなお元気に働いてくれるフィニッシャーをこれからも使い続けたいと思います。
株式会社根本製作所
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