ブログをご覧いただきありがとうございます。
今回はピンヒール交換の修理に関することを取り上げたいと思います。
ヒールを履いていると音鳴りが気になることがあるかもしれません。
地下街やオフィスなど床によっては高い音が響くことがあります。
全体重をピンポイントで受け止めるため高い音が鳴る理由によります。
普段は歩く音を気にする必要はないと思うのですが、場所や状況によっては気になることがあるかもしれません。
その時におすすめするのが、「音鳴りを軽減するピンヒール」です。

CASALIというイタリア製の『ドッピオストラト』というピンヒールになります。
画像ではわかりにくいのですが、硬質と軟質の二層に分かれています。
これはTPU(熱可塑性ポリウレタン樹脂)という素材が使われていて、地面に接する柔らかい素材が衝撃を吸収し、音鳴りを軽減してくれます。
音鳴りが気になる方はこちらをご指名ください。
さてときどき尋ねられるのですが、「ピンヒール交換」とレディースの「かかと交換」の違いについてお伝えしたいと思います。
レディースの靴の中には、強度を増すために中にスチール製の芯が入っている靴があります。
大抵、ヒールが高くて細いヒールになっています。
その場合、その芯に穴が開いていて、そこに突起部分をはめ込むように作られています。

この突起をはめ込んだ後、外周をヒールに合わせて削って修理します。
一方で、その他のヒールの場合はラバー製の板を取り付けます。

この場合の修理方法はまず接着剤を塗り、少し温めた後に貼り、釘を打って固定し、外周を削って整え完成します。
つまりピンヒール交換に比べて、工程が増え時間が少しかかります。
そのため修理価格にも差が生じています。
このヒール交換の場合でも音鳴りを軽減する素材がありますので、その際はお尋ねください。
ご質問はメールやお電話でお待ちしています。
修理価格や修理の流れは「修理の流れ」「価格表」をご覧ください。
今回取り上げた音鳴り軽減ピンヒールは、通常タイプのピンヒールと同じ価格になっています。
最後に一つだけ、デメリットをお伝えします。
音鳴り軽減タイプは柔らかい素材のため、その分減るのが少し早くなります。
履く場所などによって通常タイプと使い分けていただければと思います。