靴づくりの工程


  

靴の製作には様々な工程があります。

どのようにして作られるのかご覧ください。


     足の計測


 最初に足を計測します。

 メジャーなどを使って足の様々な箇所を計測したり、フィッティング用のサンプルをお履きいただきます。

 靴の悩みやご希望をお尋ねして、最適な履き心地を目指します。

足の計測

フィッティングサンプル


     革とデザイン


 革とデザインを決定します。

 フランスやドイツなどの革を中心にご用意しています。

 ドレッシーな靴やカジュアルな靴、ブーツなど様々なデザインの靴をご提案いたします。

デザイン


     木型


 計測した足の情報を基に木型を作ります。

 履き心地に最も影響がある工程です。

 慎重に木型を削っていきます。


木型

パターンオーダー


     パターン


 パターンとは革を裁断するための型紙を表します。

 木型の情報を基に紙で作り、貼り込みしろやミシンで縫う箇所も記します。

 このように靴に使う革は多くのパーツで成り立っています。


パターン


     製甲


 製甲とは足を上から覆う部分の製作を表します。

 革の上にパターンを置き、ナイフや革包丁で裁断し、それと同時に装飾を施します。

 漉き機で革の厚みを調整し、ミシンで縫います。


革の裁断

メダリオン

漉き機

ミシン


     底付け

 
 木型に中底を貼り、アッパーをつり込んでいきます。

 すくい縫いでアッパーと中底とウェルトを縫います。

 本底を貼り、出し縫いを行い、ヒールを重ねていきます。


中底

つり込み

すくい縫い

ウィール

出し縫い


     仕上げ


 底付けの工程が終われば、靴を磨き、木型を抜き、中敷を入れて、シューツリーを入れて、靴ひもを通し完成です。


中敷

シューツリー

靴磨き





 デザイン、足の計測、木型作り、パターン、製甲、底付けなどすべての工程を私一人が責任をもって行います。 



   カワムラヒデトモ