前回のブログで木型にデザインテープを貼り、ケント紙に写すところまでご紹介しました。

それで今回は、木型から取り出したパターンを展開していく様子をご覧いただきたいと思います。
今回はUチップのパターンを製作します。
まず、木型から採ったパターンを基にケント紙に写します。
つり込むときに必要なつり込みしろを加え、靴のデザインも書き加えます。

これが切り出した状態です。

このパターンには、表のデザインだけではなく、ライニング(裏革)の情報なども記しています。
インサイドとアウトサイドの両方が一枚になっています。
それを各パーツごとに展開していきます。
こちらが表になる革のパーツです。

基本的にはダービー(外羽根)の形になります。
Uのモカが特徴ですね。
パターンはこれだけではなく、ライニング、先芯、スティフィナー、サイドライニングなどのパーツを取り出します。
すべてのパターンが揃ったら、革の裁断(クリッキング)の工程に進むことができます。