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さて今回はレディースの２アイレットシューズの続きをご紹介いたします。
前回のブログでパターンと試作アッパーの裁断について取り上げました。
この続きで試作のアッパーを組み立てていきたいと思います。
革は貼り合わせるときにそのまま貼ると、２倍の厚みになって履き心地や見た目に影響があるため、漉き機という機械で厚みを調整します。
この金属の刃の上にスライドさせることによって、設定した好みの厚みになります。
貼る部分によって漉き幅や厚みを変えています。
厚みを調整したら、それぞれのパーツを貼り合わせてミシンで縫います。
そのようにして試作用のアッパーが出来上がりました。
それを木型にいくつかの釘を使ってつり込んでみます。
革でつり込んでみることによって、紙で合わせてみた時には見えなかったことが分かるようになります。
今回でいくつかの修正ポイントが見つかりましたので、それを元にパターンを修正しました。
そしてその新しいパターンで革をクリッキングします。
今回使う革はフランス・デュプイの『シャトーブリアン』になります。
この革に関しては以前の記事で取り上げていますので、そちらのブログをご覧ください。
この革の上に先ほどできたパターンをのせてクリッキングします。
その他のパーツやライニング（裏革）も裁断したら、試作の時と同じように漉き機とミシンを使って組み立てます。
かかとの部分は「ウマ」と呼ばれるアールになった木製の工具を使って形を整えます。
そのようにしてアッパーが出来上がりました。
アッパーができましたので、今度は木型に中底を貼りたいと思います。
また続きをぜひご覧ください。