熱ゴテ(2)






 インクを塗ることができましたので、その次にコテをかけていきたいと思います。


 最初にコテをかけたときは冷たい状態だったのですが、今回は温めて使います。

 以前にこの工程についてブログに書いたことがありましたので、よろしければそちらもご覧ください。



熱ゴテ



 さてまず、いくつかの種類のコテとコテを温めるのに必要なコンロを用意します。

 このコテは電気コンロを使って温めます。

 電熱線のコンロがちょうどよい具合にゆっくり温めてくれます。


 さて、まずはイチョウゴテとコバごて、そして豆ふまずゴテを用意します。





 イチョウゴテはヒール、コバごてはコバ、豆ふまずゴテはベヴェルドウェストの靴の踏まず部分に使います。


 これらを電気コンロの上に置き、ゆっくり温めます。

 適度な温度になったらヒールやコバに当てていきます。





 温度が高いと黒く焦げてしまいますので、水につけたりしながら適度な温度に調整します。


 コテをかけることができたら、今度はワックスを溶かしながら塗っていきます。





 そして再びコテを温めて、そのワックスを溶かしながらかけていきます。

 全体にワックスを伸ばすことができたら、艶が出るまで布で擦ります。







 このようにヒールに熱ゴテをかけることができました。

 この後さらにツヤを出すための工程を経て、さらに飾りゴテをかけていきます。