モンクストラップシューズ―13



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 カワムラヒデトモではビスポーク、オンラインショップ、靴修理を行っています。


 こちらのブログでは製作の様子をご紹介しています。

 修理に関するブログは修理サイトをご覧ください。




 さて今回は、モンクストラップシューズを取り上げます。

 ただいま、ヒールを製作しています。

 前回は革を一枚ずつ積み上げることができました。







 今回はその続きでトップピースを貼り、ヒールを仕上げていきたいと思います。


 カワムラではオーダーメイドの場合、トップピースはラバー素材の状態から作っています。

 このようなラバー素材をカットし、革を合わせています。







 この段階から作っている理由は、アウトソールの革とヒールの革を合わせるためです。

 アウトソールの革はタンナーによって色や質感が異なるため、違和を感じることを避けることができます。




 さてそのようにトップピースも貼ることができたら、側面を整えていきます。

 まず包丁で周りを切り、続いて木やすり、ガラス片、サンドペーパーで段階的に整えます。


 ヒールやコバは機械で削っていると思われるかもしれませんが、オーダーの場合はこのような方法で仕上げています。

 一方で修理は、フィニッシャーと呼ばれる機械を使います。







 側面ができたら、次はヒールの上を整えます。

 ナイフで余分な革をカットして、このような「面やすり」でならします。

 さらに「ヒールシート」でまっすぐにします。







 ここまでできたら、次は着色してさらにコテを使って仕上げていきます。

 この靴の完成が近づいています。


 またよろしければご覧ください。