靴をオーダーする時は革やデザイン以外にも様々な選択肢があるのですが、その一つがソールの素材です。
革であればドイツ、イギリス、イタリア、国産などがあり、ラバーソールであればとてもたくさんの選択肢があります。
しかし底材の選択肢はそれだけではありません。
革にハーフソール(ハーフラバー、半張り)を貼るという方法があります。
これにはどんな利点があるのでしょうか?
レザーソールは地下街など特に床やタイルの上では滑りやすいというデメリットがあります。
雨が降った時、ちょっと怖い経験をされたことはないでしょうか。
しかしハーフソールを貼るだけで、レザーソールと同じような履き心地でありながら、その危険を低減できます。
また、底の部分が擦り減ってきたらハーフソールだけ交換すればいいので経済的と言えます。
このハーフソールにもいろいろな種類があります。

雨に強かったり、ちょっとした雪でも滑りにくいハーフソールなど、素材や色を用途に合わせて選ぶことができます。
メーカーもビブラムやTOPYなど様々です。
ミシュランやダンロップ、コンチネンタルなどタイヤメーカーのものもあります。
ミシュランの場合は、実際のタイヤと同じ溝で作っている底材もあります。
このように靴の素材にもタイヤの技術が応用されているんですね。
さて今回は、ミシュランのハーフソールにビンテージスチールを取り付けます。

このようにつま先が特に減りやすいという方はスチールを取り付けたり、ハーフソールと一緒に貼るという方法もあります。
さて、このように貼ることができましたので、スチールとラバーの外周をきれいに整えていきます。
