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皆さまは「シャトーブリアン」という言葉をお聞きになったことはございますか?
一般的にシャトーブリアンといえば、牛肉の希少部位のことを指します。
高級な料理としてテレビ等で取り上げられることが多いのでご存じかもしれません。
一方で、靴に関してこの名前が用いられる場合は革の名前を指しています。
今回はその名前になっているフランスのデュプイの革について取り上げたいと思います。
それがこちらです。


デュプイの「シャトーブリアン」です。
この革にはどんな特性があるのでしょうか?
革に触れてまず感じることは、柔らかいということです。
メンズの靴に使用する革にはしっかりとしたハリやコシのある革が多いのですが、それに比べて柔らかく感じます。
革の厚みは 1.4ミリ前後あります。

カワムラで使っているメンズ用の革の多くが1.6ミリほどありますので、そうした厚みからさらに柔らかく感じるのかもしれません。
さらに革の表面に触れてみると、しっとりとした肌触りがあります。
革が本来持つ風合いを残しているので、革のきめの細かさが伝わります。
そのシャトーブリアンで作ったアッパーがこちらです。


画像ではすべてをお伝えできないのですが、きめが細かく自然な光沢のある革です。
もともと発色がよく程よい光沢があるため、靴クリームで軽く磨くだけでしっかり輝いてくれます。
そのようなわけでこの革は、柔らかくて革が持つ本来の風合いを楽しみたい方や、革の自然の光沢やツヤが生かしてある靴をご希望される方におすすめです。
さて、この革でできあがった靴がこちらです。


こちらの靴はカワムラヒデトモのオンラインショップでご注文いただけます。
受注製作になりますのでお時間をいただきますが、シャトーブリアンの革の美しさを楽しんでいただきたいと思います。
カワムラヒデトモではシャトーブリアンなど様々な革を取り扱っています。
ご希望の革を取り寄せて靴を制作することも可能です。
オンラインショップの靴も、大阪の店舗にご来店の際はフィッティングサンプルをお履きいただけます。
さらに店舗では、足を計測するフルオーダーやフィッティングサンプルのお履きいただけるパターンオーダーをご用意しています。




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